キャンパスブログ

6/6 作業療法学科2年 【自助具・福祉機器適用学】~自助具作成・発表~

作業療法学科2年の授業の一つ「自助具・福祉機器適用学」を紹介します。

 

この科目では、心や体の機能が低下し、日常生活に支援を必要とする人に対し、ご自身の力で日常生活を行うことや、ご家族の介護の軽減などを目的に、低下した機能を補うような環境(道具など)をどのように整えていくかを学んでいきます。

 

そのひとつに「自助具」があります。自助具は「自らを助ける道具」と書きます。失われた身体機能を補助し、できるだけ自分で行う生活を獲得するために使います。

 

今回学生は、失われた身体機能を想定し、それを補うような自助具を作成し、発表しました。

 

作成では、はじめて使う素材の扱いにくさに苦労していました。



 

また、お互いにアドバイスしたりしながら真剣に作っていました。





発表では、お互いの作品を実際に使ってみることで、作成者の視点から使う人の視点に立ち、どうしたら使いやすいか、使いたくなるかを考えていました。

 

作品の一部を紹介します。

 

【ループ付きタオル】

両手でタオルを持つことができない場合に片手でタオルも持って背中を洗えます。



 

【ボトルオープナー】

両手が使えない場合に片手でペットボトルなどの蓋をあけることができます。



 

【万能カフ】

握力が弱く、スプーンなどを持つことができない場合に手に固定して使います。



 

【歯ブラシエイド】

握力が弱く歯ブラシを持つことができない場合に使います。



 

【ソックスエイド】

肩や股関節の動きに制限があり、靴下を履けない場合に使います。



 

※Instagramには作成中の動画をアップ中!!そちらもぜひ見てくださいね