学生生活ガイドライン

若者をねらう様々な勧誘活動にご注意ください

最近、若者をターゲットにした様々な勧誘活動などの被害が報告されています。あなたや、あなたの友人がこのような勧誘を受け、「ちょっとオカシイ」と思った時は、迷わず担任や学生係に相談に来てください。

SNSからの出会い系勧誘

インターネットの普及に伴って、ネットが出会いの場として利用されるようになりました。「出会い系サイト」といったものが、ネット上の出会いのツールとして活用されてきました。SNSはインターネット上で知らない人と交流を持つことができ、友人を作ることができるとても便利なものです。出会いを求めてSNSから連絡をしてくるようなこともあるのですが、実はそれが悪質業者であったということも実際にあります。悪質業者は、一般の利用者を装って連絡をしてくるのですが、ある程度親しくなると出会い系サイトなどの悪質サイトの利用を促してきたりするのです。
勧められるサイトは、有料サイトになっていることが多く、登録をすれば登録料の請求であったり、利用料金を請求してきたりするのです。身に覚えがない請求であったり、不当な請求をしてくることもありますので、十分に注意をしてください。
また、インターネットやSNS上に自分自身のプロフィールを必要以上に公開する行為は非常に危険です。被害に遭う可能性を最小限に抑えるためにも、インターネットやSNSを活用する際には十分に気をつけてください。
高木学園ではソーシャルメディアを利用する学生がトラブルに巻き込まれたり、知らないうちに被害者や加害者にならないようガイドラインを設けています。

マルチ(まがい)商法

「健康食品、化粧品、洗剤、羽毛ふとんなどの商品を購入して会員になり、友人・知人を勧誘して商品を購入させるとリベートが入る」などと誘う販売組織を『マルチ商法』あるいは『マルチまがい商法』と言います。実際には会員を獲得することは難しく、ほとんどの人が損害を被っています。友人・知人を無理に勧誘して信頼関係を失うなどのトラブルが多く発生しています。

自己啓発セミナー

『能力開発講座』、『人格形成セミナー』、『精神修養講座』などとも呼ばれています。友人などから「就職に役立つ」、「性格が積極的になる」、「自分に自信が持てるようになり、人生が変わる」などと言われて勧誘されます。一つのセミナーの受講料は1泊2日で、60,000円などと大変高額であることが特徴です。一つの講座が終了すると、さらに上の講座が紹介され、断りたいのに断りきれずに止む無く多額の受講料を支払うケースが報告されています。

カルト宗教

スポーツや音楽などのサークルを装って若者に近づいて親しい信頼関係を築きあげ、相手が心を許した段階で、「教会に行ってみませんか」などと巧みに誘い、反社会的な活動を行っている宗教団体に勧誘するケースが報告されています。これらの団体は現代社会の問題や関心を取り上げ、真剣に物事を考える若者の心の隙間に入り込んで活動を進めるところに特徴がありますので、十分に注意してください。

キャッチセールス

街頭などでアンケートなどを装い、最終的には商品等の勧誘を行います。街頭で「アンケートに協力してください」、「モデルになりませんか」などと声をかけられて、喫茶店や営業所へ連れて行かれ、高額の化粧品や宝石、エステなどを契約させられるのが『キャッチセールス』です。一度セールスマンの話を聞いてしまうと相手のペースに乗せられて断りきれなくなってしまいます。「クーリングオフ」により契約解除が可能なこともありますので、できるだけ早い時期に相談に来てください。

携帯サイト・Webサイトからの法外な料金請求

「アダルトサイトの利用料金が未納なので2万円を至急指定口座に支払うように。支払わない場合は家族や学校、職場まで集金に行く」などと書かれた脅迫まがいのメールやハガキが突然送られてくる場合があります。「以前に興味本位でアダルトサイトを見てみた時の請求だろうか。家族に知られたくないから支払ってしまおう」という人が多いのですが、そこが悪徳業者のねらいです。このような通知を受け取った時には、できるだけ早い時期に相談に来てください。

モニター商法・アポイントメントセールス

無料のモニターに当選したなどと連絡して来場させて、実際には無料のモニターではなく商品の販売を行います。「あなたは何万人の中から選ばれました」「レジャー施設が安く利用できるので話を聞きに来ませんか」などと電話やハガキで呼び出され、行ってみると、「会員になるにはパソコンを購入しないとならない」などと高額な商品を無理やり購入させられるのが『アポイントメントセールス』です。いずれも、「クーリングオフ」により契約解除が可能なこともありますので、できるだけ早い時期に相談に来てください。